あまり知られていない金融機関の評価基準

「利益があまり出ていない会社は、銀行の融資の条件が厳しくなる」

一般的には、こう思われているようです。

しかし、必ずしも、そうとは言えません。利益がほとんど出ていなくても、好条件で融資を受けている会社はたくさんあるのです。

売上に対する利益率が、0.2％にも満たない会社が、とても良い条件で融資を受けていたりします。

このような、利益が出ていないのに、融資条件の良い会社には、次のような特徴があります。

・　役員報酬を多く取っている

・　決算書には記載されていない、簿外の資産をたくさん持っている

 （簿外の資産は、退職金の原資として貯めているもので、脱税などではなく、正式に

　　費用として処理しているものです）

金融機関は、このようなところまで確認したうえで、融資の条件を決めているのです。

融資の条件を良くするためには、利益をたくさん出して、たくさん納税をしなくてはいけないと思っている方は多いと思いますが、必ずしもそうではありません。

金融機関が一番恐れることは、返済してもらえないことです。

逆に、返済してもらえると確信できるものがあれば、融資の条件は良くなるのです。

金融機関の評価を上げるために、役員報酬の見直しや、簿外資産の計画を立てることなどを、ご検討されてみてはいかがでしょうか。

もし、やり方が分からない場合は、私にご相談ください。