資金繰り改善 NO4 【銀行への返済過多により資金が不足する】

2024/11/18 15:00:18 - By zaimclinic
資金繰り改善 NO4

【銀行への返済過多により資金が不足する】
銀行への返済が経営を圧迫していると感じる中小企業の社長様、返済額が資金繰りを厳しくしている状況に頭を悩ませていませんか?特に返済額が大きく、毎月の支払いに追われると、いくら売上が上がっていても手元に現金が残らず、次の投資や事業成長に充てる資金が不足してしまいます。こうした状況が続くと、会社の将来に対する不安も増えてしまうことでしょう。実は、資金繰りの改善には、返済計画の見直しや銀行との交渉によって大きな効果が期待できます。今回は、返済負担を軽減するための具体的な方法と、資金繰り改善のためのアプローチについてご紹介いたします。

●銀行返済が資金繰りを圧迫する理由
銀行からの借入金は、返済額に「元金」と「利息」が含まれていますが、このうち元金の返済は損益計算書に「経費」としては計上されません。そのため、実際のキャッシュアウトフローが帳簿上には反映されず、見かけ上は利益が出ているように見えても、手元に残る現金が少なくなることがあります。多くの中小企業経営者が、こうした理由で「なぜ利益が出ているのに現金が足りないのか?」という問題に直面し、悩んでいるのが現状です。
さらに、利息が高い場合、返済のたびに利息分が大きな負担となります。特に多額の設備投資や事業拡大のための借入がある場合には、毎月の返済額が重荷となり、運転資金が確保できなくなるリスクが高まります。返済に追われるあまり、資金が滞留し、事業に必要な資金の確保が難しくなることで、結果的にキャッシュフローが圧迫されてしまいます。

(「返済過多」を改善するための方法)

返済が重荷となっている場合には、無理のない返済計画を立て直し、資金の流動性を高めることが非常に重要です。ここからは、具体的な対策について見ていきましょう。
1. 返済条件の見直し
返済条件を見直すことは、返済過多による負担を軽減するための第一歩です。返済期間を延長したり、返済スケジュールを変更したりすることで、毎月の返済額を減らし、運転資金に余裕を持たせることが可能になります。例えば、5年の返済期間を10年に延長することで、毎月の返済額が半分になるため、短期的な資金繰りの改善が期待できます。

(返済条件の見直しのポイント)

・返済期間の延長:毎月の返済額を減らし、資金の余裕を確保する。
・ボーナス返済の削減:月々の支払いを一定にし、返済の負担を分散させる。
・返済条件の見直しは、銀行との信頼関係が重要ですので、会社の業績や経営計画をしっかりと説明できる資料を用意し、丁寧に相談してみることをお勧めします。

2. 借り換えの検討

現在の借入金利が高い場合、金利の低いローンに借り換えることで利息負担を減らすことができます。借り換えによって、返済額が減り、キャッシュフローの改善が期待できるだけでなく、返済期間や金利条件の見直しも可能です。例えば、金利が1%低下するだけでも、長期的には大幅な利息削減につながります。

(借り換えのメリット)

・利息負担の減少:利息が下がることで、全体の返済総額が減少。
・月々の返済額削減:金利や返済期間が見直され、キャッシュフローが改善。
・借り換えを検討する際には、新たな借入にかかる手数料や諸条件を確認し、長期的に見て返済負担が軽くなるかを計算することが重要です。金融機関の担当者と事前に相談し、自社に最適なプランを選ぶと良いでしょう。

3. 自己資金や助成金の活用

事業資金の確保には、銀行借入だけでなく、自己資金や助成金を活用することも有効です。特に、事業拡大や業態転換、新しい取り組みに対しては、国や自治体が提供する助成金や補助金の利用も視野に入れると、返済負担を軽減できます。助成金を活用することで、自己資金の温存ができ、事業に余裕を持って取り組めるようになります。

(助成金の例)

・事業再構築補助金:新たな事業への取り組みや業態転換を支援する補助金。
小規模事業者持続化補助金:新規顧客の獲得や販路開拓に向けた取り組みを支援する補助金。
・これらの助成金をうまく利用することで、返済以外の資金調達手段を確保し、運転資金に余裕を持たせることができます。

(返済計画を見直すべき3つの理由)
1現状の資金繰りを安定させる
 現時点での資金繰りを見直し、毎月のキャッシュフローに見合った返済額を設定することは、経営の安定化に欠かせません。返済計画が現実的でないと、返済のたびに資金が不足し、経営に大きな負担がかかります。

2突発的な資金需要に備える
 ビジネスには想定外の資金需要が発生することがあります。無理なく返済できる計画を立てておくことで、急な支払いにも対応でき、資金に余裕を持った運営が可能です。

成長のための資金を確保する
 返済に追われると、新しいビジネスチャンスや成長のための投資に対して資金を振り向けにくくなります。返済計画の見直しを通じてキャッシュフローが改善されると、必要なときに資金を投じ、事業の成長に向けた取り組みがしやすくなります。

「返済過多」でお悩みの社長様、ぜひご相談ください

もし、毎月の返済が資金繰りを圧迫していると感じているなら、一度返済計画の見直しを検討してみませんか?当社では、経営者の皆様が無理なく返済を続け、事業の成長と安定を図れるようサポートを行っています。過去の実績や事業の現状をもとに、最適な返済プランをご提案し、返済負担を軽減するためのお手伝いをさせていただきます。

(ご相談いただける内容の一例)

・返済計画が事業の成長に与える影響の分析と改善策の提案
・金融機関への返済条件の交渉方法のサポート
・借り換えを含む新しい資金調達方法のアドバイス
・助成金や補助金制度の活用による資金調達の支援

ご相談いただくことで、返済負担が軽減され、資金繰りに余裕が生まれれば、事業の成長に向けた取り組みや、新しい投資にも積極的に取り組んでいただけるはずです。資金繰りが健全化することで、会社の将来に向けた明るい展望が開けます。

(まずはお気軽にご相談ください)
返済計画の見直しや借り換え、助成金の活用など、資金繰りの改善に向けた具体的な方法についてのご相談を承ります。「どこから手をつけたらいいのか分からない」「返済の負担を軽くしたいけれど、どのように進めたらいいかわからない」という経営者の方々も、ぜひお気軽にご相談ください。
資金繰りの改善は、今後の成長や経営の安定に直結する重要なステップです。返済負担を軽減し、会社の未来を守るために、私たちが全力でサポートいたします。

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