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前回に引き続き、今回も信用保証協会の解説をします。
そもそもなぜ、銀行は保証協会をつけたがるのでしょうか?
保証協会は、銀行側にとっては、「保険」であり「担保」でもある訳です。
例えば、融資を申し込んだお客さんが、以下のようであったとします。
- 新規の融資取引
- 業歴が浅い
- 資産背景がない(会社にも社長個人にも資産がない)
こうした中小零細企業や個人事業主に対して、銀行はお金を貸したくないのです。
確かに、銀行としては、お客さんから預かった大切なお金を貸し出すわけですから、確実に返済してもらわなくてはなりません。
そこで、上記のような融資先に対して、万が一のため、銀行が保証協会を付けたがるのは理解できます。
しかし、...
西ヶ谷一志
2024/10/07 10:52:55 - コメント
信用保証協会とは、銀行融資の際に、企業の代わりに保証人になってくれる協会です。
皆さんが融資を受ける際に、銀行は信用保証協会の保証を勧めてきますが、できれば、最初から保証協会をつけるべきではありません。
銀行は、自行のリスクヘッジのために、やたらと保証協会付き融資を勧めてきます。
しかし、融資を保証してもらうための保証料がかかり、これは借りる側の負担となります。
銀行を守るための保証料を、銀行ではなく、借りる側が払うのです。
それに対して、プロパー融資とは保証協会がついていない融資のことです。
プロパー融資は、借りた企業の実績となり、信用力が高まるので、他の銀行からの融資も受けやすくなります。
できるだけプ...
銀行と信用金庫の違い
金融サービスは同じでも、経営理念の違いで組織のあり方がそれぞれ異なります。
銀行は、株式会社であり、株主の利益が優先されます。また、大企業を含む全国の企業等との取引が可能です。
信用金庫は、地域の方々が利用者・会員となって互いに地域の繁栄を図る相互扶助を目的とした協同組織の金融機関で、主な取引先は中小企業や個人です。利益第一主義ではなく、会員すなわち地域社会の利益が優先されます。さらに、営業地域は一定の地域に限定されており、お預かりした資金はその地域の発展に生かされている点も銀行と大きく異なります。
中小企業は、銀行だけでなく、信用金庫との取引もしておくことをお勧めします。
銀行と信用金庫の違い
金融サービスは同じでも、経営理念の違いで組織のあり方がそれぞれ異なります。
銀行は、株式会社であり、株主の利益が優先されます。また、大企業を含む全国の企業等との取引が可能です。
信用金庫は、地域の方々が利用者・会員となって互いに地域の繁栄を図る相互扶助を目的とした協同組織の金融機関で、主な取引先は中小企業や個人です。利益第一主義ではなく、会員すなわち地域社会の利益が優先されます。さらに、営業地域は一定の地域に限定されており、お預かりした資金はその地域の発展に生かされている点も銀行と大きく異なります。
中小企業は、銀行だけでなく、信用金庫との取引もしておくことをお勧めします。