
資金繰り改善 NO5
【金融機関の融資について その1】
中小企業の経営者の皆様、資金調達でお悩みのことはありませんか?日々の運転資金の確保、事業拡大のための資金、急な出費など、中小企業にとって資金調達は経営を左右する大きな要素です。しかし、「どの金融機関から資金を借りればいいのか」「自社に合った融資を受けるにはどうしたらいいのか」といった不安をお持ちの方も多いのではないでしょうか。ここでは、さまざまな金融機関の種類や、それぞれの特徴についてご紹介します。ぜひ読み進めながら、「自社に最適な資金調達の方法があるかも?」とお考えいただき、私たちにご相談いただければと思います。
1. メガバンク・地方銀行・信用金庫の違いと活用ポイント
資金調達を考える際、まず思い浮かぶのは「銀行」ではないでしょうか。しかし、銀行にもいくつか種類があり、それぞれで融資の特徴や対応が異なります。
●メガバンク
メガバンクは、全国に店舗を構え、幅広い金融サービスを提供する都市銀行です。大規模な資金が必要な場合や、事業規模が比較的大きく安定している企業にとってはメガバンクの融資が有利です。ただし、審査基準が高いため、業績が安定している企業に向いています。高い信用力と低めの金利を求める場合にメガバンクを検討されると良いでしょう。
●地方銀行
地方銀行は、特定の地域で地元企業や地域経済の発展を支援しているため、地域密着型の融資プランが特徴です。地元の企業と密接な関係を築き、柔軟な対応が期待できます。メガバンクよりも親身な対応が受けられるため、「中小企業だからこそ支援してもらえる」と感じられることも多くあります。
●信用金庫・信用組合
信用金庫や信用組合は、営利を目的としない協同組織で、地域の中小企業や個人に特化した金融機関です。信用金庫は、企業と地域のつながりを重視しているため、長期的な関係を築きたい場合や、小規模な資金ニーズに対応したい場合に向いています。地域貢献を掲げる信用金庫は、中小企業にとって強い味方です。
2. 政府系金融機関のメリット
政府系の金融機関は、一般の銀行と違い、中小企業の支援を目的とした融資が特徴です。特に新規創業者や小規模事業者にとっては、低金利で融資を受けやすいため、最初の選択肢として検討される方も多いでしょう。
●日本政策金融公庫
日本政策金融公庫(日本公庫)は、政府が設立した金融機関で、中小企業向けの事業融資や創業融資に特化しています。特に、創業期の事業者や一般の銀行での審査が難しい場合に利用しやすく、利率が低いため負担も軽減されます。また、景気対策として特別融資や災害時の支援など、時期や状況に応じた柔軟な貸付プランも提供されています。
「新規事業を始めたいが、初めての融資でどこに相談すべきかわからない」といった場合でも、日本公庫なら資金を得やすく、事業の基盤を安定させるために役立ちます。
●商工組合中央金庫(商工中金)
商工中金は、中小企業の支援を目的とした融資機関で、一般の銀行融資が難しい場合や、政府支援の保証を利用したい場合に検討する価値があります。運転資金や設備投資など、成長段階に合わせた多様な資金ニーズに応じたプランが充実しているため、会社の成長を見据えた長期的な資金調達に最適です。
3. ノンバンクを使うべきケース
ノンバンクとは、銀行ではなく貸金業務のみを行う金融機関です。例えば、リース会社やファクタリング会社などが該当します。銀行と異なり、審査がスピーディーで、資金が早く必要な場合に役立ちます。例えば、売掛金を現金化したいときにはファクタリングが利用でき、短期的な資金繰り改善に効果的です。
ただし、銀行よりも金利が高く設定されていることが多いため、短期資金が急遽必要な場合に利用するのが一般的です。「すぐに現金が必要だが、次の売上が確保できている」などの場合には、ノンバンクの活用を検討する価値があるでしょう。
4. 信用保証協会を活用した融資
信用保証協会は、中小企業が金融機関から融資を受ける際に保証人となることで、融資を受けやすくする制度です。特に、一般の銀行からの融資が難しい場合でも、信用保証協会の保証があれば融資が通りやすくなります。信用保証協会を通じた融資は、比較的低金利で長期的な返済計画が組めることも多く、安定した資金調達を実現できます。
たとえば、地方銀行や信用金庫と信用保証協会が連携して提供している「制度融資」では、地元の中小企業に手厚いサポートが期待できます。自社の資金ニーズに合った保証付きの融資制度があるかを確認し、銀行と一緒に相談すると良いでしょう。
5. ベンチャーキャピタルやクラウドファンディング
特に成長志向の強い企業や新規ビジネスにチャレンジするスタートアップの場合、銀行融資以外の選択肢としてベンチャーキャピタル(VC)やクラウドファンディングを活用する方法もあります。
●ベンチャーキャピタル(VC)
ベンチャーキャピタルは、成長可能性のある企業に資金を出資し、見返りとして株式を受け取る投資機関です。融資ではなく出資であるため、返済義務はありません。事業の成長に伴って出資金を回収するため、成長力が期待できる企業にとっては資金調達の有力な方法です。新規市場への進出や大規模な設備投資が必要な場合などには、VCからの出資も検討する価値があります。
●クラウドファンディング
クラウドファンディングは、インターネットを通じて不特定多数から資金を集める方法です。新商品の開発資金など、プロジェクトごとに支援者を募り、目標額を達成することで資金を調達できます。事業のアイデアや商品に魅力がある場合、クラウドファンディングは新しい顧客層にアプローチする手段にもなります。
6. 商工会や商工会議所のサポートを活用する
地域の商工会や商工会議所は、中小企業のために金融機関を紹介し、融資に関するサポートも行っています。また、商工会議所と提携した金融機関の融資制度は、条件面での優遇が受けられることがあるため、会員企業として加入している場合は積極的に活用することが勧められます。
商工会や商工会議所では、補助金や助成金、融資制度の最新情報の提供や、経営相談なども行っています。会員として定期的に情報を収集し、必要に応じて経営に役立つ支援を受けることで、安定的な資金繰りを実現できます。
これまでの内容を読んでいただき、「自社にはどの金融機関が合っているのか」「どの融資制度を選ぶのが適切か」と感じられた方もいらっしゃると思います。資金調達は企業の成長にとって重要な選択ですので、まずはお気軽にご相談いただき、自社に最適な金融機関や資金調達方法を一緒に見つけていきましょう。
(ご相談いただける内容)
・自社に合った金融機関の選定と融資制度のご紹介
・金利条件や返済計画に関するアドバイス
・必要な書類や融資審査への対応のサポート
・政府系融資や助成金の活用方法
資金調達において重要なのは、自社の状況に最も適した融資方法を選ぶことです。経営者の皆様が安心して資金調達を進め、成長に向けた一歩を踏み出せるようにサポートいたしますので、ぜひお気軽にご相談ください。