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黒字倒産という見えない危機
「黒字なのに資金がない?そんなことがあるのか」と思われる方も多いでしょう。しかし、これは現実に多くの中小企業が直面している深刻なリスクです。いわゆる「黒字倒産」とは、損益計算書上では利益が出ているにもかかわらず、実際の手元資金(キャッシュ)が足りずに事業の継続が困難になる状態を指します。
たとえば、建設業や製造業などでは、完了基準で売上が計上されても、実際の入金が数カ月先ということは珍しくありません。その間にも材料費、人件費、外注費などの支払いは容赦なくやってきます...
1. はじめに 〜黒字でも倒産する?資金繰りの本当の怖さ〜
企業経営において、避けて通れないのが「資金繰り」の問題です。とくに中小企業においては、売上や利益が順調であっても、手元の資金が不足したために倒産へと追い込まれるケースが後を絶ちません。これはいわゆる「黒字倒産」と呼ばれるもので、帳簿上は利益が出ていても、現金の流れ(キャッシュフロー)が悪いために支払いができず、企業が継続できなくなる状況です。
なぜこのようなことが起こるのでしょうか?<br> それは「利益」と「現金収支」...
はじめに:担保提供と融資の現状把握の重要性
中小企業において銀行融資は資金繰りや事業拡大の要となりますが、多くの企業が融資を受ける際に、自社や代表者個人が保有する資産を担保に提供しています。しかし、その担保が「どの銀行に」「どの資産が」「どれほどの金額で」設定されているのかを正確に把握できている経営者は決して多くありません。
特に注意すべきは、担保を提供しているにもかかわらず、実際の融資額がそれに見合っていないケースです。たとえば、複数の銀行に対して同じ資産を重複して提供していたり、担保余力を残したまま融資申...
はじめに:銀行担当者との関係が経営に与える影響とは?
中小企業や個人事業主にとって、銀行は単なる「お金を借りる場所」ではなく、経営の重要なパートナーです。なかでも、直接企業と接点を持つ「銀行担当者(渉外担当、法人営業担当)」との関係性は、資金調達や金融支援の成否を左右する要素といっても過言ではありません。
特に中小企業の場合、財務基盤が十分でないことが多く、決算書の数字だけでは将来性や返済能力を正しく評価しきれない場面もあります。そんなとき、銀行担当者が企業の「内部情報」や「経営者の姿勢」まで...
はじめに:中小企業の資金調達の現状と信用保証協会の役割
日本の中小企業は、雇用の約割を担い、地域経済の根幹を支えています。一方で、多くの中小企業は資金調達面において構造的な課題を抱えています。特に以下のような状況が、金融機関からの融資の際に障壁となっています。
中小企業が資金調達で直面する課題:
- 担保となる資産が少ない
工場・土地・設備などの固定資産を保有していない、もしくは評価額が低いことが多く、融資の担保として不十分なケースが多い。 - 経営者保証(個人保証)が重くのしかかる
法人といえども、金...